新型コロナウイルスは糖尿病や高血圧など持病のある人にはリスクが高く、特に高齢者については持病がなくても重症化する恐れがあると報道されています。
逆に、新型コロナウイルスが現れ始めた時から、子どもは感染しにくく重症化もしない場合が多いとも報道されていましたよね。
なぜ子どもは新型コロナウイルスに感染しても重症化しにくいのでしょうか?
今回は、子ども新型コロナウイルスの感染状況やその特徴、なぜ重症化しにくいのかを解説していきたいと思います。

●目次
1・新型コロナウイルスに子どもが感染するとどうなる?
 1・子どもの新型コロナウイルスにおける日本小児科学会の見解
 2・子どもが新型コロナウイルスに感染したらどんな症状が出る?
2・子どもの新型コロナウイルスは重症化しにくいのはなぜ?
3・子どもへの新型コロナウイルス対策で気を付けたいこと
 1・人体に影響がない
 2・効果が長続きするもの
 3・効果が立証されているもの
 4・費用に補助金がでるもの
4・子どもの新型コロナウイルス対策はどうしたらいい?まとめ

新型コロナウイルスに子どもが感染するとどうなる?

子どもの新型コロナウイルスにおける日本小児科学会の見解

日本小児科学会(http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=333)がまとめている子どもの新型コロナウイルスの特徴は以下のものです。
1患者数から見ても子どもの割合は低い。子どもが感染する場合はほとんどが家族内感染(親が新型コロナウイルスに感染して子どもに移ること)
2学校などの子ども施設におけるクラスター発生がほとんどない。
3成人と比べて症状が軽度であり、死亡例もほとんどない
4多くの子どもが新型コロナウイルス陽性と判明しても、経過観察や対処療法で十分である
5学校などを閉鎖しても感染拡大を抑制する効果は薄い。逆に、看護師などの医療従事者を休ませるべき。

これらの事からも、子どもの新型コロナウイルスはリスクが低いという事がうかがえます。

子どもが新型コロナウイルスに感染したらどんな症状がでる?

この記事を作成している2020年9月末の時点で、子どもの感染者数は成人と比べて低い状態です。
主な症状は
●発熱
●乾いた咳(痰などがからんでいない咳のこと)
があげられるそうです。
逆にあまり見られない症状としては
〇鼻水
〇鼻の閉そく感
となっています。
成人の症状として一時期大きく報道された「味覚異常」ですが、これも子どもの症状としてはみられにくいそうです。
また、まれにみられる症状として
◎嘔吐や腹痛・下痢
といった消化器系の症状の報告が少数みられています。
また、発熱が続き肺炎などになる例もわずかですがあるそうです。
実はあまり知られていませんが、体力のある大人であっても風邪などを放置すると肺炎になって入院するケースがあります。
今回の新型コロナウイルスに限らず、「子どもは重症化しにくいから」「自分は大人で体力に自信がある」などと自身を過信せず、ただの風邪であっても具合が悪いと感じたらしっかりと休むことが大切です。

子どもの新型コロナウイルスは重症化しにくいのはなぜ?

東京大学医科学研究所(https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00060.html)が新型コロナウイルスの侵入を阻止し、感染を阻害するメカニズムを発表しています。
これをとても簡単に解説させていただきます。
新型コロナウイルスが体内に入って活動を始めるには、細胞膜にある「ACE2タンパク質」が必要不可欠です。
しかし子どもは成長途中なので、この「ACE2タンパク質」が成人に比べて少ないそうです。
それにより、ウイルスが体内に侵入しづらく、新型コロナウイルスに感染したり症状が悪化したりするケースが少ないと言われています。

子どもへの新型コロナウイルス対策で気を付けたいこと

人体に影響がない

アルコール消毒は新型コロナウイルス対策として有効であることがわかっています。
しかし、アルコールはアレルギーの問題や、多量に使用すると人体に影響がある事がわかっています。
子どもには使用しても人体に影響のないものを選ぶようにしましょう。

効果が長続きするもの

せっかく除菌、殺菌などをしても直ぐに他の菌やウイルスが付いてしまっては元も子もありませんよね。
一般的に、除菌シートなどを使用すると15秒ほどで除菌できますが、新しくついた菌やウイルスには効果がでないそうです。
そのため、新型コロナウイルス対策で製品を選ぶ時は効果が長続きするものを選ぶようにしましょう。

効果が立証されているもの

一般的に市販されている抗菌・抗ウイルスをうたう製品は効果が実証されていないものもあります。
では、どういった製品なら効果が実証されているのでしょう。
判断の1つにしていただきたいのが『SIAAマーク』です。SIAAマークは抗菌製品技術協会のこと。この団体による厳しい審査をパスした製品だけがSIAAマークを取得できるのです。
抗菌・抗ウイルスをうたう製品であるなら、必ずSIAAマークのついたものを選んでくださいね。

費用に補助金がでるもの

住まいやオフィス、店舗などを新型コロナウイルス対策で抗菌・抗ウイルスに加工してもらいたい。
新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、こういった方が増えています。
ですが、費用が高額なため諦めている方もいますよね。
そんな時は小規模事業者持続化補助金がおすすめです。
新型コロナウイルス対策として店舗などを抗菌・抗ウイルスに加工したさいの工事費用を国が一部負担してくれる制度となっています。

子どもの新型コロナウイルス対策はどうしたらいい?まとめ

子どもは、成人にくらべて細胞の表面にある「ACE2タンパク質」が少ないため新型コロナウイルスが体内に侵入しづらく、重症化もしにくいと言われています。
ですが、新型コロナウイルスに限らずただの風邪であっても、甘く見ていると重症化して肺炎になる例があるのです。
自身の体調に不安を感じる時は無理をせずに休むことが大切です。

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