WITHコロナ時代、飲食店や店舗が求められる対策とは?
新型コロナウイルス対策に追われている経営者の方は多いですよね。そんな中、厚生労働省から「WITHコロナ時代の新しい生活様式(参考:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html)」が発表され話題になりました。
新しい生活様式とは、新型コロナウイルスを想定して日常生活の中で感染予防を取り入れる生活スタイルのことをさします。
そこで店舗やオフィスでも、この新しい生活様式に基づいた新型コロナウイルス対策が求められているのです。
今回は、この新型コロナウイルス対策店とはどういったものかを解説していきます。
●目次
1・店舗での新型コロナウイルス対策はいつまで必要?
2・新型コロナウイルス、店舗でできる対策は?
1・小売店と飲食店に共通してできる対策
2・主に飲食店でできる対策
3・主に小売店でできる対策
3・新型コロナウイルス感染症対策で気を付けたいこと
1・人体に影響のないものを選ぼう
2・効果が長続きするものを選ぼう
3・効果を第三者が立証しているものを選ぼう
4・費用に補助金をつかえるものを選ぼう
店舗での新型コロナウイルス対策はいつまで必要?
ある人は今年中には終わる、と言いますし、アメリカの研究では2022年まで収束しないと言うものもあります。
言葉自体も「WITHコロナ」「アフターコロナ」「ポストコロナ」と出てきて、混乱している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
店舗や飲食店などを経営されている方であれば、必要以上に悲観してはいけませんが、用心に越したことはありません。
「最悪の場合を想定して長期間かかると想定しよう」と心構えをしていた方がいいかと思います。
新型コロナウイルス、店舗でできる対策は?
小売店と飲食店に共通してできる対策
●検温の実施
出勤時、従業員の検温を実施している店舗は多いですよね。
また、来店時にもお客様へ検温を実施すると、お客様にも「熱の高い人は入店できませんよ」と解って頂けるため、安心して利用してもらえます。
●3密の防止
3密とは主に「密集」「密接」「密閉」をさします。
従業員とお客様同士の距離を適度に保つ工夫や、窓やドアを開け放しにして、換気をよくすることを徹底しましょう。
●飛沫感染・接触感染の予防
飛沫感染は、咳やくしゃみで感染すること。接触感染とは、新型コロナウイルスが付着した手などから感染することです。
こうした感染を防ぐためにも、従業員と来店客のマスク着用、フェイスガードや手袋などを利用した対策をしていきましょう。
●店舗やオフィスを抗菌・抗ウイルス加工する
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、店舗やオフィスを抗菌・抗ウイルス加工する人が増えています。
こうした加工をすることで、ウイルスを不活化させ、感染を抑える事ができます。
主に飲食店でできる対策
●テイクアウトやデリバリーサービス
接触機会を減らせるデリバリーやテイクアウトはひじょうに有効です。ただし、テイクアウトやデリバリーを新しく始める際はすでに受けている営業許可とは別の許可が必要なケースがあります。保健所に事前に相談をしておきましょう。
●座席やレジなどにパーティションを設置する
会話や食事のさいに、ウイルスを飛散させてしまう可能性があるためパーティションを設けるところが多くなっています。
パーティションを設置するさいは、横並びより対面の方が飛沫が跳びやすいので対面する場所を優先的に対策しましょう。
主に小売店でできる対策
●出入り口の一方通行化
来店客同士のすれ違う機会をなるべく限定させることで、感染のリスクを抑える事ができます。
入り口はこちら、出口はあちら、というように出入り口を決めて一方通行にするだけでも接触がへらせます。
新型コロナウイルス感染症対策で気を付けたいこと
人体に影響がないもの
まず人体に影響がないものを選びましょう。
アルコールは新型コロナウイルスに有効ですが、大量に使用したり空気中に噴霧したりすると人体に影響があることがわかっています。
お子さまやお客様にも安心していただけるような、人体に影響のない薬剤を使用している業者を選びましょう。
効果が長続きするもの
せっかく、消毒作業をしても効果が短時間で無くなってしまっては元も子もないですよね。
効果が長続きするものを選ぶようにしましょう。
効果が実証されているもの
業者が使用する薬剤について、効果がきちんと実証されているものを選びましょう。
SIAAマークがついているものが特におすすめです。SIAAは抗菌製品技術協議会のこと。この機関による厳しい審査に合格した製品だけがSIAAマークを取得できるのです。
抗菌・抗ウイルスをうたう製品なら、SIAAマークがついたものを選びましょう。
費用に対して補助金がでるもの
小規模事業者持続化補助金という制度をご存じですか。
この補助金は、国が打ち出した新型コロナウイルス感染症対策の補助金の1つです。
店舗やオフィスを新型コロナウイルス対策として、抗菌や抗ウイルス加工したさい、国が費用を一部負担してくれる制度となっています。
WITHコロナ時代に飲食店や店舗が求められている対策とは、まとめ
厚生労働省が打ち出した新しい生活様式、これは新型コロナウイルスの感染対策を日常生活に取り入れることをさしています。
そして今、店舗やオフィスでこうした『新しい生活様式対策店』という対応が求められています。
3密を避ける、ソーシャルディスタンスを意識する、手洗いうがいの慣行に加えて、店舗やオフィスを抗菌・抗ウイルスに加工するのも有効な対策となっています。
従業員も来店客も安心して利用できるよう対策をしていきましょう。